預金通帳は「お金の管理」の通信簿

2024年12月2日

みなさんは、どうすれば今よりも貯蓄ができるようになると思いますか? 転職して年収アップを狙う? 基本給アップのために上司に直談判? 副業をする?

まえがきで書いた私の失敗例を見てもわかるように、「収入が多ければ貯蓄ができる」というのは、この質問に対する典型的な間違った答えです。

どんな生活をすれば貯蓄ができるか。まずは、預金通帳を見ることから始めます。みなさんが「貯蓄ができる生活」を送っているかどうかを簡単に見極める方法があるからです。
当たり前ですが、毎月預金残高が減っているのであれば、収入よりも支出が多いことが一目瞭然なので、改善しなければ、貯蓄はおろか、生活が破綻する可能性もあります。
預金通帳は、「お金の管理」の通信簿的存在なのです。
預金通帳をお金の通信簿だと思って、まず「優良」を取ること。そこからあなたの貯蓄生活が始まるといっても過言ではありません。

生活費をコントロールする

どうすれば通信簿に「良」や「可」、さらには「優良」がもらえるでしょうか。
注目してほしいのは、毎月支払うお金のことです。毎月支払う日が、バラバラであれば、あなたはお金の管理ができていないことを意味します。
たとえば家賃。給料日だったり、月末だったりと支払日がバラバラならば、危険信号です。支払いが遅れて翌月になってしまっている人は言語道断でしょう。たとえ、「ただ忘れていただけ」だとしても、それは言い訳にはなりません。
毎月の支払いが発生するものは、いつも同じ日に振り込むこと。通信簿でいえば、これが「可」になります。
「良」にしたいのであれば、支払日はなるべく月初めや給料日に設定し、その月の生活費を使う前に振り込むようにします。
「優良」を目指したいという人は、毎月発生する支払いを月初めや給料日に振り込むと同時に、自分が設定した金額を、貯蓄口座に振り込みましょう。

ただし、「優良」を取っても、結局、給料日の数日前に財布から現金がなくなってしまい、「クレジットカードでしのいだ」というようでは本末転倒です。優良を取りたい人は、自分の生活費もコントロールできていないとダメなのです。

仕事に活かす

「仕事の管理」に営業日報や進捗管理表などを活用しよう

目標や夢があっても、思いついたときしか行動しないようでは、とうてい達成できません。目標に近づくための「仕組み」をつくりましょう。

▶︎【CHAPTER5-②】面倒くさがりでも「仕組み」をつくればお金は貯まる

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